雷雨と稲の関係

昨日は久しぶりに雷が聞こえました。
その後急激な雨が降りましたが、この雷雨は稲作にとって大変貴重な存在です。
空気中には窒素が80%もあります。
ここで雷=電気が流れると、窒素酸化物になり、これが雨に溶けて降り注ぐ事で作物の肥料になります。

この肥料がどのくらい効果があるかは、先人達の言葉に残されています。
「雷ひと光で一寸伸びる」
つまり3センチちょっと苗が伸びるくらいという事です。

大げさじゃない?とも思えますが、今回自然栽培での試験圃場を管理していると、その事がハッキリと見えてきました。

普段は酸欠防止のために掛け流している水を、雨が降り出してから止んで24時間後まで水を止めます。
これは雨からの窒素肥料を出来る限り田の中に入れ、浸透させる事が目的です。

これをすると、黄緑色だった稲の葉が濃くなるのが目に見えて分かりました。
また、昨日の久しぶりの雷雨の後、見てみると分けつも急に進み出しました。

試験圃場と同じ日に田植えをした圃場が3つあります。
雷雨の前日までは少し追いついてない感じでしたが、今日確認したらほとんど追いついていました。

他の圃場も同じ様に雨が降ったはずなのに試験圃場だけ一気に進んだ理由は、肥料を与えていないためたくさん根を張っている事、そこに肥料が入る事でより多くの窒素を吸収する事が考えられます。
また、他の圃場は既に肥料が十分にある状態なので、そこに肥料が追加されたとしても吸収仕切らない事も考えられます。

雷は別名「稲妻」とも言います。
まさに稲にとってとても大切な存在という事が言葉に現れています。
自然栽培とは、この様な自然の恵みを最大限活かす農業なのだと実感しています。
これからも自然の摂理をしっかりと見ていきたいと思います。

佐藤